2007-09-01から1ヶ月間の記事一覧

フランシス・フクヤマ「人間の終わり バイオテクノロジーはなぜ危険か」

ダイヤモンド社 2002年9月 東浩紀氏の「情報環境論集S」(講談社 2007年8月)の「情報自由論」を読んでいたら、そこに本書が紹介されていた。 F・フクヤマは例の「歴史の終わり」で悪名をはせた?ひとで、東側が崩壊して西側が勝利したことで、…

今日買った本

P・G・ウッドハウス「ブランディングズ城の夏の稲妻」 国書刊行会 2007年9月 N・ウェイド「5万年前 このとき人類の壮大な旅が始まった」 イースト・プレス 2007年9月

今日買った本

G・オーウェル「1984年」 ハヤカワ文庫 1972年 A・ハックスリー「すばらしい新世界」 講談社文庫 1974年

今日買った本

J・ブラウン「ダーウィンの『種の起源』」 ポプラ社 2007年9月

D・デネット「ダーウィンの危険な思想」 その4「第3部」心、意味、数学、そして徳性

最初がドーキンスの有名な「ミーム」である。わたくしは「ミーム」という概念は文化の伝播ということを生命体の進化との比喩でうまく説明したものだと単純に理解していたのだが、ここのでデネットの説明によれば、その含意はもっとつよく、ドーキンスが進化…

D・デネット「ダーウィンの危険な思想」 その3「第2部」「生物学におけるダーウイン流の思考」

この第2部は主として生物学の中でのダーウィンの問題を論じている。 「潜在的に危険な事実の発見によって真理への愛と人々の安寧への配慮とが相容れないものになった時の科学者のジレンマ」ということをデネットはいう。しかしデネットがほかのところでいっ…

P・G・ウッドハウス「マリナー氏の冒険譚 P・G・ウッドハウウス選集 3」

文藝春秋 2007年7月 ここでウッドハウスをとりあげるのは4回目だと思う。国書刊行会からでているのはもっぱら、ジーヴスものばかりだが、文藝春秋社からの選集はジーヴス1巻、エムズワース卿1巻、それとこのマリナー氏1巻である。ジーヴスは有名な…

今日買った本

川上弘美「大好きな本」 朝日新聞社 2007年9月

D・デネット「ダーウィンの危険な思想」 その2 第1部「中間からのスタート」

最初にデネットが、子供の頃、キャンプなどでよく歌ったという歌が紹介されている。 Tell me why the stars do shine, Tell me why the ivy twines, Tell me why the sky's so blue, Then I will tell you just why I love you. Because God made the stars …

今日買った本

鹿島茂「鹿島茂の書評大全 和物篇」 毎日新聞社 2007年8月 鹿島茂「鹿島茂の書評大全 洋物篇」 毎日新聞社 2007年8月 多田富雄「寡黙なる巨人」 集英社 2007年7月 S・モアレム「迷惑な進化 病気の遺伝子はどこから来たのか」 NHM出版 2…

D・デネット「ダーウィンの危険な思想」 その1

青土社 2000年12月 思うところがあって、ダーウィンがさまざまな思想にあたえた影響について少しまとめて考たいと思う。その手がかりとして、この本を読み返してみることにした。読み返すとしたが、前に読んだのは大分前で、引かれた傍線をみると、三…