2008-02-02から1日間の記事一覧

橋本治「小林秀雄の恵み」(4)《美しい「花」がある。「花」の美しさといふ様なものはない。》

第5章「じいちゃんと私」にいたって、「小林秀雄の恵み」というタイトルに意味が明らかとなる。 橋本治は37歳のときにはじめて、小林秀雄の「本居宣長」を読む。それは「デヴィッド100コラム」という本で「『本居宣長』― 書評」というのを書くためであ…