2008-02-10から1日間の記事一覧

橋本治「小林秀雄の恵み」(7)「日本人の神」

小林秀雄は、宣長の「物のあはれ」を論じて次のようにいう。『(宣長の)説明は明瞭を欠いてゐるやうだが、彼の言はうとすることろを感得するのは、難しくはあるまい。明らかに、彼は、知ると感ずるとが同じであるやうな、全的な認識が説きたいのである。知…