2008-02-13から1日間の記事一覧

橋本治「小林秀雄の恵み」(8)「近世」と「近代」

著書をみれば、宣長は激越な国学者とも見えるが、彼は浄土宗の寺に葬られている。世の中に対しては、宣長は仏教徒であったのである。世の中に対しては正業を介して接するのであるから、宣長は医者でもあった。 国学者として漢意を排した宣長は平気で漢文くず…