2009-05-25から1日間の記事一覧

鹿島茂 「吉本隆明1968」 (3)芥川龍之介の死

平凡社新書 2009年5月 芥川龍之介の死を論じるこの章あたりからが本書の一番問題な部分となってくる。鹿島氏が採用するのが社会的出自論(個人の思想をその人の出自から説明しようとするいきかた)だからである。これは還元主義ではないかという批判が…