2011-06-05から1日間の記事一覧

河上徹太郎「有愁日記」

いま、河上徹太郎の本を読むひとがはたしてどのくらいいるのだろうか? わたくしも、吉田健一のお師匠さんでなければ読んでいなかった可能性が高いように思う。 この本は昭和45年(1970年)春の刊行にされたもので、前年の「新潮」の1月号から12月…