2011-04-01から1ヶ月間の記事一覧

今日入手した本

電子書籍を日本一売ってみたけれど、やっぱり紙の本が好き。作者: 日垣隆出版社/メーカー: 講談社発売日: 2011/04/28メディア: 単行本(ソフトカバー)購入: 1人 クリック: 210回この商品を含むブログ (34件) を見る この本ははじめが書き下ろし、後半が「週…

(21)2011・4・28「池田清彦さんの本」

池田清彦さんの「激変する核エネルギー環境」」を読んでいる。 池田さんは養老孟司さんのお友達というか虫仲間で、奥本大三郎さんなどとともに昆虫命というようなひとである。要するに変わった人である。本職は生物学者のはずで、構造主義進化論などというの…

今日入手した本

アンダー・ザ・ドーム 上作者: スティーヴン・キング,白石 朗出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2011/04/28メディア: ハードカバー クリック: 35回この商品を含むブログ (65件) を見る キングの最新の長編翻訳。例によってとても長い小説。大部の2巻だが、…

今日入手した本

災害がほんとうに襲った時――阪神淡路大震災50日間の記録作者: 中井久夫出版社/メーカー: みすず書房発売日: 2011/04/21メディア: 単行本(ソフトカバー)購入: 2人 クリック: 94回この商品を含むブログ (33件) を見る 以前に刊行された「1995年1月・神…

(20)2011・4・24「放射線防護学」

放射線防護学というのだろうか、生物が放射線を浴びたときにどのような影響を受けるのかという本を少し読んでいる。もちろん、医者として、レントゲン検査やCT検査、あるいは胃の透視といったことがどの程度の影響を患者さんにあたえるのかということにつ…

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人は放射線になぜ弱いか 第3版―少しの放射線は心配無用 (ブルーバックス)作者: 近藤宗平出版社/メーカー: 講談社発売日: 1998/12/18メディア: 新書購入: 2人 クリック: 136回この商品を含むブログ (22件) を見る世界の放射線被曝地調査―自ら測定した渾身のレ…

(19)2011・4・21

たまたま日本医科大学の救命救急担当のかたから話をきく機会があった。以下、一部わたくしが誤解しているところがあるかもしれないが、認識をあらためたところがあった。 今回の大震災に際しては、災害に備えて組織された救急医療の舞台はかなり迅速に対応で…

村上龍「心はあなたのもとに」

文芸春秋社 2011年3月 最近刊行された「歌うクジラ」と平行して書かれていた恋愛小説である。ではあるが、「あとがき」にはひたすら1型の糖尿病のことが書かれていて、「この物語が、1型糖尿病という病気への理解の一助となれば、作者としてこれほど…

(18)2011・4・16「悲観論」

M・リドレーの「繁栄」によれば、インテリというのは悲観論が好きで、また周囲からも、悲観論を述べるものは思慮深いとされ、楽観論を述べるものは馬鹿かといわれて軽蔑されるのだそうである。 1960年代:人口爆発と世界的な飢饉 1970年代:資源の…

(17)2011・4・15「噂話ふたつ」

外来で患者さんと話をしていると、いろいろな噂話を耳にする。 ある患者さん「本当は東電は電気が余ってるんですって。でも計画停電とかで、足りないぞというふりをしているのは、だから原発は必要でしょ、っていいたいためなんだそうです。でも薬が効きすぎ…

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心はあなたのもとに作者: 村上 龍出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2011/04/13メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 27回この商品を含むブログ (27件) を見る 村上龍の新刊の小説。「あとがき」によれば1型の糖尿病の話らしい。と同時にメール小説であり、…

(16)2011・4・13「平和」

診察室の窓の外に桜の木があって、毎年いまごろになると、なかなか見事に咲いて、それがひとしきり患者さんとの話題になる。しかし今年は桜のことが話にでたのはまだ一度だけなのに、もう、少し葉桜になりかけている。一見、変わらないようであっても、われ…

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ファウスト博士 上 (岩波文庫 赤 434-4)作者: トーマス・マン,関泰祐,関楠生出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 1974/06メディア: 文庫この商品を含むブログ (3件) を見る 今、ロスというひとの「20世紀を語る音楽」を読んでいるが、そこにこのマンの「ファ…

(15)2011・4・11「いやな感じ」

石原慎太郎氏が都知事に選ばれて何やらしゃべっていた。その言動をみているとこのひとはみんなが一緒になって何かをすることが好きな人なのだろうなと思う(それを指導するのは自分を想定しているのであろうが)。毛沢東語録を手に天安門広場に集まる群衆と…

スティーヴンソン「旅は驢馬をつれて」

これを読んでみようと思ってのは、たぶん「考える人」のどこかの号で誰かが称賛したいたからなのだが、今、バックナンバーを見ても見当たらないので、何かの記憶違いかもしれない。それともちろんこれが吉田健一訳ということもある。古書店から入手した昭和…

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ダニエル・カーネマン 心理と経済を語る作者: ダニエルカーネマン,Daniel Kahneman,友野典男,山内あゆ子出版社/メーカー: 楽工社発売日: 2011/03/01メディア: 単行本購入: 9人 クリック: 756回この商品を含むブログ (21件) を見る カーネマンというひとは一…

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養老孟司の大言論〈2〉嫌いなことから、人は学ぶ (養老孟司の大言論 2)作者: 養老孟司出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2011/03メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 5回この商品を含むブログ (8件) を見る 「だから私はなんとか「自我を確立」しようと思って…

(14)2011・4・4「よくわからないこと」

最近の報道をみていて、よくわからないことがいくつかある。 読売新聞の調査で、今後の日本の原発について、「現状維持」が最多になっていた。全廃論が多数になるかと想像していたのだが。これ以上は増やさないが、今あるものは廃止しないということなのであ…

(13)2011・4・3「原理主義」

今週号の「週刊文春」に養老孟司さんと阿川佐和子さんの対談が掲載されている。 今度の地震・原発事故の問題について、養老さんは、地震は自然の問題、原発は技術の問題といっている。地震と津波は自然現象で仕方がない。問題は原発は技術の問題であるのに政…