2014-04-07から1日間の記事一覧

ソーントン不破直子「戸籍の謎と丸谷才一」 第2章「年の残り」 第3章「横しぐれ」から「樹影譚」へ

「年の残り」を読んだのも大分以前であるが、随分と技巧の勝った作品だなという印象しか残っていない。「彼方へ」と同じで登場人物に魅力を感じなかった。どうもインテリがでてくる小説を読めるものとするのには相当な力業がいるように思う。 不破氏は「年の…