2014-12-06から1日間の記事一覧

北中淳子「うつの医療人類学」(2)第1章「意志的な死」を診断する 第8章 自殺論

西洋においては、その宗教の伝統により、自殺は重大な罪であった。その中において自殺を脳の異常によるとする精神医学による「医療化」はある種の救済をもたらした。 一方、日本では、自殺は「死の作法」あるいは「意志的行為」として賞賛の対象にすらなった…