2014-12-27から1日間の記事一覧

北中淳子「うつの医療人類学」(終)第9章「ローカル・サイエンス、グローバル・サイエンス」

この章が最終章で、本書の結論部分である。 1)日本ではうつを「バイオロジカルな疾病」として捉えるのだが、それでもそれが「生物学的還元主義」を必ずしも意味しない。そのことによって、うつについては多様な見方が存在しうる方向が開かれている。 2)…