2014-02-01から1ヶ月間の記事一覧

S・ムカジー「病の帝国「がん」に挑む」(3)

がんの局所治療としての手術の延長としての拡大手術に限界があるとすると、もしも癌が全身性の病気であるとするならば、別の全身療法が必要となる。 まずX線。1895年、X線が発見される。そのすぐあとにウランが不可視の光線を出していることも発見され…

今日入手した本

音楽の聴き方―聴く型と趣味を語る言葉 (中公新書)作者: 岡田暁生出版社/メーカー: 中央公論新社発売日: 2009/06/01メディア: 新書購入: 22人 クリック: 513回この商品を含むブログ (90件) を見るオペラの運命―十九世紀を魅了した「一夜の夢」 (中公新書)作者…

佐村河内氏の曲のことなど(補遺)

佐村河内氏の「交響曲第一番」について少し書いていて、やはりあれが大きな問題になった原因のひとつが《交響曲》を書いたということにあったのだろうかと思った。ヴァイオリンのためのソナチネとかピアノ・ソナタとかを書いただけであれば、あれほどの騒ぎ…

渡辺京二「近代の呪い」(6)つけたり「大佛次郎のふたつの魂」

この「近代の呪い」という本は、渡辺氏が大佛次郎賞を受賞したことがきっかけで書かれている。その受賞講演に備えて大佛氏の著作を読み返したことがフランス革命などへの新たな関心を呼び起こし、それへの感想がここにおさめられた論考のもとになった講演に…

佐村河内氏の曲のことなど

佐村河内氏の「第一交響曲」はCDを持っている。最初に聴いたときの印象は、少し長すぎるな(特に2楽章)というのと、ところどころ妙に音楽が薄いなという感じはあったが、非常に才能のあるアマチュア作曲家の作というのが感想だった。最近、聞き直して、…

今日入手した本

セラピスト作者: 最相葉月出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2014/01/31メディア: 単行本この商品を含むブログ (46件) を見る 精神療法、心理療法について目配りよく考察している本のようである。著者自身が双極性障害と診断されているらしい。