2015-03-01から1日間の記事一覧

長谷川郁夫「吉田健一」(8)第10章「早春の旅」 第11章「酒中に真あり」

40代前半、ようやく少し世に認められるようになってきた時代の吉田健一を論じる。 昭和27年 四〇歳。 二冊目の著書「シェイクスピア」を刊行(一冊目は「英国の文学」)。 これに最も深い共感を示したのが福田恆存であるとされる。また福原麟太郎もまた…