2019-06-01から1ヶ月間の記事一覧

本棚の整理(3) 三島由紀夫

三島の本もそれほど多くは持っていない。(単行本25冊くらい。短編全集6巻。文庫本10冊で、計40冊くらい。) わたくしが大学2年の時に三島がもう死んでしまったためで、晩年の「豊穣の海」4巻とか、「太陽と鉄」といったものは刊行当時に入手してい…

本棚の整理(2) 福田恆存

福田氏の本はそれほど持っていない。新潮社の評論集7巻、文藝春秋社版の全集8巻、後は単行本(主に戯曲)5冊ほど、文庫本5冊くらいで、併せて25冊ほどである。 福田氏はわたくしが最初に遭遇した思想家で、大学の教養学部時代に読んで圧倒された。ここ…

本棚の整理 (1)吉田健一 補遺

今日、丸の内の丸善で本棚を見ていたら、未見の吉田健一関連の本を二冊みつけた。川本直氏ら編の「吉田健一ふたたび」という本と、青土社刊の吉田健一「時間」である。 「吉田健一ふたたび」は、その「はじめに」で、吉田健一の生前に健一と交流があった篠田…

本棚の整理(1) 吉田健一

最近、小さな書庫を確保することができ、いままであちこちに分散して収納されていた本の一部をようやく一か所に収納できるようになった。といっても、四畳半くらいのスペースの三方に本棚を床から天井まで作り付け、本棚の奥行を25センチくらいにして、収…

加藤典洋さん

加藤典洋さんが亡くなったらしい。先日の橋本治さんのときもそうだったが、新聞をとっていないので、訃報記事などを目にすることもなく、書店で偶然、本のカバーに「追悼〇〇さん」などという帯が巻かれているの見て、それを知ることになることが続いている。…