今日入手した本
- 作者: エマニュエル・トッド,石崎晴己
- 出版社/メーカー: 藤原書店
- 発売日: 2011/09/16
- メディア: 単行本
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テッドの本は「帝国以後」以来、面白い頭のいい人だなあと思ってときどき手にとっている。
本書の最初のほうに以下のようなところがある。「今日の世界は、経済という強迫観念に取り憑かれた世界で、経済がすべてを為すと考える、裏返しのマルクス主義者たちの世界です(わたしが念頭に置くのは、ネオ・リベラリストたちのことで、彼らは基本的に裏返しのマルクス主義者であって、しかもマルクス主義者より頭が良いわけではありません)。」 うーん、うまいことをいうなあ。座布団を一枚。でもいまのヨーロッパなどをみていると経済がすべて、金がないとどうしようもないという気もするのだが。それは近視眼的な見方であって、もっと大きな目でみると、識字率が決め手なのだろうか?