今日入手した本
- 作者: スティーヴンスン,Robert Louis Stevenson,海保眞夫
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 1996/04/16
- メディア: 文庫
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スティーブンソンは読んでいるのは「宝島」と「旅は驢馬をつれて」だけ。丸谷氏によれば、この小説の主人公は典型的な浪漫派の主人公で、浪漫派の文学はバイロンの影響で長途の外国旅行から帰って来た悪魔的な美男が幅をきかせたのだという。それを読んで、「風をともに去りぬ」のレット・バトラーもまたその系譜なのかなとちょっと考えた。
なにしろ「宝島」が滅茶苦茶に面白かったのでスティーブンソンの物語作家としての腕は超一流であることは保証されている。これもとても面白いだろうと思う。だが暗い話らしい。