今日入手した本

日本はなぜ開戦に踏み切ったか―「両論併記」と「非決定」 (新潮選書)

日本はなぜ開戦に踏み切ったか―「両論併記」と「非決定」 (新潮選書)

 最近、この手の本ばかり読んでいるが、片山氏の「未完のファシズム」を読んで以来、この方面への関心が継続している。ここらについての自分なりの見方ができるまではしばらくはそれが続くかもしれない。
 わたくしは昭和22年生まれで完全に戦後っ子であるが、自分が今まで生きてきたなかでの最大の体験は大学紛争(闘争)と全共闘運動を身近で見たということであると思っている。そして大学紛争(闘争)が拡大していく過程というのが、日本が今度の戦争に突入していく過程とどこかで通じるところがあるのではないかと漠然と感じているように思う。それが、この問題に関心をもつ一つの理由なのかもしれない。