今日入手した本

 
 

サルなりに思い出す事など ―― 神経科学者がヒヒと暮らした奇天烈な日々

サルなりに思い出す事など ―― 神経科学者がヒヒと暮らした奇天烈な日々

 本日の朝日新聞の朝刊の読書欄で紹介されていた本
 霊長類研究者のアフリカでのヒヒの群れの観察記。まだ少ししか読んでいないけれど、ヒヒって人間とかわらないのだなあ、苦労が多いのだなあ、と感じる。本当に社会生活というのは大変である。
 
音楽の進化史

音楽の進化史

 これも同じく読書欄で紹介されていた本。
 音楽というのはさすがにヒヒの世界にもないようである。これを進化の産物として説明するのは難しいだろうと思う。人間が言語を獲得したことについては人間の喉頭の構造がそれを可能にしたという説明があるようだが、音楽は聴覚さえあれば享受可能と思われるのだが。人間の聴覚はチンパンジーやヒヒたちとは何かが根本的に異なっているのだろうか? こういうタイトルではあるが、進化論的に音楽を説明しようというのではなく(多分)、音楽の進展を論じたものだと思う。(音楽といってもほとんど西洋音楽が論じられているらしい。)
 
ユマニチュード入門

ユマニチュード入門

 これまた同じ欄で紹介されていた本。
 ユマニチュードというのをまったく知らなかった。新しい介護の技法らしい。新しいといっても、何か特別なことをしているわけではなく、介護する者が「見る」「話す」「触れる」をして、患者さんが「立つ」ことでできるようにするといったことだけで、認知症の患者さんの状態が非常に改善するらしい。何だか信じられない思いがするが・・。
 三好春樹さんの「介護覚え書」とか大井玄さんの「病から詩がうまれる」を少し思い出した。
 専門外の分野ならいざしらず、医療での高齢者の問題というわたしくと深くかかわる分野の新しい動向についてまったく知らなかったというのは本当に困ったことである。看護師さんなどはもう知っているのだろうか?
 
不愉快なことには理由がある

不愉快なことには理由がある

 同じ著者の「バカが多いのには理由がある」が面白かったので。
 著者の背景が少しわかったような気がする。