今日入手した本
荻原魚雷「書生の処世」
- 作者: 荻原魚雷
- 出版社/メーカー: 本の雑誌社
- 発売日: 2015/06/23
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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徳富蘇峰終戦後日記
- 作者: 徳富蘇峰,御厨貴
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2015/06/11
- メディア: 文庫
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蘇峰は場合によっては戦争犯罪人とされることもありえた言論人であり「皇室中心主義」者である。わたくしのようにな947年生まれのものにとって、戦前・戦中の「国体」という言葉がもった威力というのはまったく実感できない。それはソ連崩壊後に生まれたものに、戦前・戦中から戦後20年くらいのあいだに「マルクス」あるいは「マルクス主義」という言葉がもっていた後光が実感できないのと同じであろう。
本書を読んで「国体」という何かが理解できるということはないにしても、敗戦の直後の時流への反時代的な考察としていろいろと考えさせるものをもつ本のようである。
熊谷徹「ドイツ人はなぜ、1年に150日休んでも仕事が回るのか」
ドイツ人はなぜ、1年に150日休んでも仕事が回るのか (青春新書インテリジェンス)
- 作者: 熊谷徹
- 出版社/メーカー: 青春出版社
- 発売日: 2015/08/04
- メディア: 新書
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ドイツの労働時間が短いのは法律でそれが厳しくしているかららしい。一方、日本では労働基準法は空文化している。ドイツでは二大政党制が機能しているが、日本ではそれがないことが、日本の労働時間が多いままである大きな原因であるというのが著者の主張らしいが、まだ通読していないのであるいは違っているかもしれない。