今日入手した本

I・ブルマ「戦争の記憶」

戦争の記憶―日本人とドイツ人 (ちくま学芸文庫)

戦争の記憶―日本人とドイツ人 (ちくま学芸文庫)

 日本とドイツの戦後の対応を比較して論じたた本。加藤典洋氏の本で照会されていたように思うのだが、あるいは別のひとの本でかもしれない。ブルマの本は「反西洋思想」というのを読んでとても面白かった。最近おきているいろいろな問題をみると、戦後の対応をいいかげんにしたつけがいろいろとまわってきているのだろうということを感じる。「一億総懺悔」! A級戦犯以外の全員が被害者ということになってしまったつけ。
 
矢野和男「データの見えざる手」 ある会で著者の矢野氏の話をきいてとても面白かったので。
 いわゆるビッグデータの本であるが、人がハッピーであるかどうかは人の動きを見ることでわかり、人がハッピーである職場は業績があがるという話(業績がいいからハッピーになるのではなく、ハッピーであるから業績が上がるというのが味噌!)。昼休みに雑談の花が咲くような職場が業績がいいのだそうである。働いている時間より休んでいる時間が問題であるなど、いろいろとと意想外の話。