「市民達よ 武器を取れ」Aux armes, citoyens, というのはフランス国歌の一部で、もともとはフランス革命の時に歌われたものらしい。
ところで、フランス世紀末の詩人ラフォルグは「最後の詩」「Ⅵ 簡単な臨終」の一部でこんなことを歌っている。(吉田健一訳)
ハレルヤ、碌でなしの地球奴。
地球が滅びるのを
早めてならない理由はない。
市民達よ、武器を取れ。「理性」がこの世から失はれたのだ。
・・・
(訳詩集「葡萄酒の色」吉田健一訳 岩波文庫)
最近の報道を見ていて、なぜかこの詩を思い出した。