エルノーさん
今年のノーベル文学賞にエルノーさんというフランス女性が決まったらしい。
どこかで聞いたことがあるような気がしたので調べてみたら「シンプルな情熱」というのを読んだことがあるのを思い出した。もう30年位前かも知れない。本当に単純に女の人が男の人が訪ねてくるのを待っている話で、確か男はオートバイで訪ねて来るのだったような記憶がある。ある女医さんが「これ面白いよ」と貸してくれた。そのひとはわたくしの十倍は本を読んでいる超濫読家で、こちらも本を読むのを知って、キングの「IT」を教えてもらったり、随分とわたくしの読書の範囲を広げるのを助けてくれた。当時ミステリなどという分野にはまったく関心がなかったので、キングという名前もきいたことがなかったと思う。今ではキングの本の過半は読んだと思うが・・。
ところで、エルノーさんの本の内容を考えると、ひょっとすると何か別の意味があったのだろうか(笑)。