2000-01-07から1日間の記事一覧

第4章.生きているということ

第4章. 生きているということ 中村稔氏の詩「ふたたび訪れる春に」、 ほそい梢を透明な空にさしのべていた 樹木はじきに芽ぶかねばならぬ。 わさわさと鳴る葉をまとい その繁みにじぶんを匿さねばならぬ。 じめじめと湿った大地の底で やがて錆びついてゆ…