2004-10-01から1ヶ月間の記事一覧

高島俊男 「中国の大盗賊・完全版」

講談社現代新書 2004年10月20日初版 非完全版?の初版は1989年11月 わたしが通った中学高校は変わった学校で、漢文の時間が無闇と多かった。おそらく修身の時間の代用のつもりであったのだろう。子曰く朋あり遠方より来るまた楽しからずや・・…

E・ペイゲルズ「ナグ・ハマディ写本 初期キリスト教の正統と異端」

白水社 1996年6月25日初版 註:今回、読んだのは新装復刊本であり、改定前の版の初版は後書きからみて、1981年らしい。 昔、コーラスをやっていたので、ミサとかレクイエムの類はずいぶんと歌った。それで、ミサの「Credo 」の「Credo in unum De…

筒井賢治 「グノーシス 古代キリスト教の<異端思想>」

講談社 選書メチエ 2004年10月10日初版 グノーシスという名前についてはユングにかんする本で耳にしたことはあったし、前から興味があったのだが、ロバーツの「世界の歴史」でのキリスト教の歴史の部分を読んで(あるいは「ダヴィンチ・コード」を読…

長谷川三千子 「民主主義とは何なのか」

文春新書 2001年9月20日初版 この本は、小谷野敦氏の何かの本で紹介されていて読む気になったのだが、小谷野氏のどの本だかはわからなくなってしまった。 長谷川氏は保守派の論客ということらしいのだが、長谷川氏のものの見方考え方については、小谷…

J・M・ロバーツ 「世界の歴史」 1〜7巻

創元社 2002年12月〜2003年7月初版 最近、歴史の知識の不足を痛感することが多く、この図版の多い本を読んでみた。正式には図説「世界の歴史」である。そのきれいな図版をみているだけでも楽しい。 全10巻からなる世界の歴史の通史である。8〜…