2010-10-01から1ヶ月間の記事一覧

テリー・イーグルトン「宗教とは何か」

青土社 2010年5月 著者のイーグルトンはイギリスの左派の批評家ということであるが、本書だけみるとカトリックの護教論者のようでもある。主としてドーキンスらの宗教批判に徹底反論したもの、というかほとんどそれをおちょくったもの、とでもいうよう…

今日入手した本

荒涼館〈1〉 (ちくま文庫)作者: チャールズディケンズ,青木雄造,小池滋出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 1989/02メディア: 文庫 クリック: 3回この商品を含むブログ (18件) を見る 以前から読みたいと思っていたのだが、なかなかみつからなかった。最近、ち…

今日入手した本

「日本人論」再考 (講談社学術文庫)作者: 船曳建夫出版社/メーカー: 講談社発売日: 2010/04/12メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 52回この商品を含むブログ (16件) を見る 本屋で偶然見つけたもの。日本人論が好きなので買ってきた。2003年にでていた本…

ウルフ ペデルセン ローゼンベルク「人間と医学」(終)

博品社 1996年 第14章「心と体」。 この章の冒頭に「この本の主なテーマの一つは、病人はたんに「機械的な故障」をもった生物体ではなく、考え、行動し、希望し、悩む人間だ、ということにある」という文がある。機械は考えず、行動せず、希望を持たず…

今日入手した本

諸般の事情でなかなか本屋でゆっくりと本を見ることもできない状態が続いていたが、ようやく時間ができ久ぶりにまとまった買い物をした。(*)は本日の朝日朝刊の読書欄で紹介されていたもの。昭和45年11月25日―三島由紀夫自決、日本が受けた衝撃 (幻冬舎新…

今日入手した本

夢を見るために毎朝僕は目覚めるのです作者: 村上春樹出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2010/09/29メディア: ペーパーバック購入: 26人 クリック: 656回この商品を含むブログ (183件) を見る これを読むと村上さんというひと、とてもおしゃべりなんだなあと…

ウルフ ペデルセン ローゼンベルク「人間と医学」(5)

博品社 1996年 第10章「医学と社会学」。 この章で著者らがいいたいことは、環境が疾病発生に関係するという見方もまた、パッシブなものであるということのようである。人間は細菌により病気になるという見方も、タバコにより病気になるという見方も、…