2022-02-01から1ヶ月間の記事一覧

政治音痴を自認する人間の考えるいくつかの疑問

1) 現在ロシアがやっていることは、戦前の日本が中国におこなっていたことと同じなのではないだろうか?(日本の場合は、もっと稚拙なやりかたであったかもしれないが) なぜかそのことを指摘する「左」のひとが多くないように感じる。なぜだろうか?2) …

市民達よ 武器を取れ

「市民達よ 武器を取れ」Aux armes, citoyens, というのはフランス国歌の一部で、もともとはフランス革命の時に歌われたものらしい。 ところで、フランス世紀末の詩人ラフォルグは「最後の詩」「Ⅵ 簡単な臨終」の一部でこんなことを歌っている。(吉田健一訳…

デモクラシー

わたくしは全くの政治音痴なので以下書くことはまったくの見当はずれかも知れないが、デモクラシーという形態が、今、崩壊し始めているように思う。 デモクラシーの前提はわれわれには何が正しいかはわからない、ということだと思う。何が正しいかわからない…

読んで来た本(6)養老孟司

次は吉田健一をとりあげようと思っていたのだが、いくらでも書くことがありそうなので、ここで一度理系に転じて養老孟司さんについて書いてみたいと思う。もっとも養老さんが理系の人であるのかはいささか問題かもしれないが・・・。 養老さんを読みだしたき…

和田秀樹 鳥集徹 「東大医学部」

精神科医師である和田氏と医療ジャーナリストの鳥集氏との対談本である。 しかし何を論じたいのかが今一つよくわからない本だった。 例えば、表紙には「本物の「成功者」はどこにいる」とか「偏差値トップの超エリートコースを歩むのはどんな子どもで、どう…