2008-01-01から1年間の記事一覧

今日入手した本

山田風太郎「おれは不知火」 河出文庫 1993年 下條信輔「ザブリミナル・インパクト −情動と潜在意識の現代」 ちくま新書 2008年12月 橋本治「あなたの苦手な彼女について」 ちくま新書 2008年12月

鈴木公太郎「オオカミ少女はいなかった 心理学の神話をめぐる冒険」

新曜社 みすず書房 2008年9月 心理学にかかわる8つの広く流布している“神話”をとりあげたものである。 1)オオカミ少女はいなかった オオカミ少女の話はわたくしも知っているくらいだから有名なのであろう。それを信じていたかというと、これは教育の…

今日入手した本

山鳥重「知・情・意の神経心理学」 青灯社 2008年9月

中井久夫「臨床瑣談」

みすず書房 2008年8月 中井久夫氏が「みすず」に不定期に連載している「臨床瑣談」の第1回から第6回までを収載したものである。その第5回の丸山ワクチンについての話が「毎日新聞」にとりあげられ話題になり、そのため、それについての問い合わせが…

今日入手した本

鈴木光太郎「オオカミ少女はいなかった」 2008年9月 半藤一利「幕末史」 新潮社 2008年12月

今日入手した本

「橋本治と内田樹」 筑摩書房 2008年11月

中井久夫「日時計の影」

みすず書房 2008年11月 精神科医、中井久夫氏の第7エッセイ集。その中からいくつか。 「河合隼雄先生の対談集に寄せて」 河合氏と土居健郎氏、木村敏氏の3氏が一緒の食事の席に同席したことがるという。ユング心理学と精神分析と人間学の大家が同席…

今日入手した本

中井久夫 「日時計の影」 みすず書房 2008年11月

吉本隆明 三好春樹「の現在進行形 介護の職人(PT)、吉本隆明に会いにいく」

春秋社 2000年10月 最近、必要あってリハビリ関連の本を少し読んでいる。この本はだいぶ以前に読んだものであるが、それで思い出して、引っぱりだしてきて読みかえしてみた。三好氏は作業療法士(PT)であるが、リハビリの専門家というよりも老人介…

井上章一「日本に古代はあったのか」

角川選書 2008年7月 なんとも奇妙な本である。はじめ冗談だと思って、面白がって読んでいたら、どうも本気らしいということがわかって、少し引いてしまった。 井上氏がこの本でいわんとすることは、京都は東京より優れている、狭義には京大は東大よりす…

内田樹「昭和のエートス」

バジリコ 2008年12月 例によって雑文集である。しかしブログに掲載された時論集ではなく、さまざまな媒体からの注文により書いた原稿をおさめた、もう少し腰のすわった論を集めたものということである。 いくつかの文をとりあげてみる。 「私的昭和人…

養老孟司 竹村公太郎「本質を見抜く力 環境・食料・エネルギー」

PHP新書 2008年9月 「水の未来」を読んでいたら、買ったまま読まずにいた本書を思い出した。竹村氏は元・建設庁河川局長で、養老氏の紹介で読んだ「日本文明の謎を解く」「土地の文明」が大変面白かったひとである。その対談。 まず、ピーク・オイル…

今日入手した本

内田樹「昭和のエートス」 バジリコ 2008年12月 P・ゲイ「快楽戦争 ブルジョワジーの経験」 2001年 E・パノフスキー「〈象徴形式〉としての遠近法」 哲学書房 2003年 メルロ=ポンティ「知覚の現象学」 法政大学出版局 1982年 河村英夫…

F・ピアス「水の未来 世界の川が干上がるとき あるいは人類最大の環境問題」

日経BP社 2008年7月 少し前に読んだピークオイル論もそうだったが養老孟司氏が紹介していた本。オイルが枯渇するという話は、それがいつということは議論がわかれても、それが化石燃料であるからには当然のこととして理解できるのだが、本書は水が枯…

E・H・ゴンブリッチ「美術の物語」

PHAIDON 2007年1月 知り合いに勧められて読んだ本。美術史、実際にはほとんど西洋美術史の本である。 ゴンブリッチの名前を初めて知ったのはポパーの自伝「果てしなき探求」の中に、ハイエクとともに自分を救ってくれたひととしてでてきたことに…

今日入手した本

磯田道史「江戸の備忘録」 朝日新聞社 2008年10月 R・ウインストン「人間の本能 心にひそむ進化の過去」 新曜社 2008年6月 T・イーグルトン「反逆の群像 批評とは何か」 青土社 2008年11月

橋本治「夏日」「冬暁」

中央公論社 1998年3月 「最後の「ああでもなく こうでもなく」」を読み、それで「貧乏は正しい!」なども読み返しているうちに、思い出して今から10年ほど前に刊行された橋本氏の小論集であるこの2冊を読み返してみた。本当は「春宵」「夏日」「秋夜…

橋本治「最後の「ああでもなく こうでもなく」 そして、時代は続いて行く−」

マドラ出版 2008年10月 橋本治が「ああでもなく こうでもなく」というとんでもない題名で「広告批評」に連載している時評をまとめた本はいままで5冊刊行されているが、6冊目となる本書は、その最新刊でありかつ最終巻となる。来年3月までで「広告批…

今日入手した本

A・グリーンスパン「波乱の時代 特別版 サブプライム問題を語る」 日本経済新聞出版社 2008年10月 竹森俊平「資本主義は嫌いですか それでもマネーは世界を動かす」 日本経済新聞出版社 2008年9月

今日入手した本

養老孟司 竹村公太郎 「本質を見抜く力 環境・食料・エネルギー」 PHP新書 丸谷才一 編著 「ロンドンで本を読む」 マガジンハウス 2001年6月 倉橋由美子 「酔郷譚」 河出書房新社 2008年7月 橋本治 「最後の「ああでもなく こうでもなく そして…

J・ロンドン「火を熾す」 

スイッチ・パブリッシング 2008年10月 表題作をふくむ、ジャック・ロンドンの短編9編をおさめる。柴田元幸訳。 村上春樹の短編集「神の子どもたちはみな踊る」の「アイロンのある風景」に、ジャック・ロンドンの「たき火」のことがでてくる。この「た…

今日入手した本

I・ハッキング「偶然を飼いならす −統計学と第二次科学革命−」 木鐸社 1999年

N・N・タレブ「まぐれ 投資家はなぜ、運を実力と勘違いするのか」

ダイヤモンド社 2008年1月 池田信夫氏の「ハイエク」の「はじめに」で、現在のサブプライム問題に起因する危機、10年前におきたLTCMの破綻、その10年前の「ブラックマンデー」など、世界の金融市場では100億年に一度しかおきないはずの危機…

今日入手した本

P・バーンスタイン「リスク」 日経ビジネス文庫 2001年8月 多田洋介「行動経済学入門」 日本経済新聞出版社 2003年12月

[雑]今日入手した本

J・ロンドン「火を熾す」 スイッチ・パブリッシング 2008年10月 E・トッド「世界の多様性 家族構造と近代性」 藤原書店 2008年9月

G・シムノン「ちびの聖者」

河出書房新社 2008年7月 シムノンのメグレ警視ものは、昔何冊か読んだことがある。手元にある「メグレ警視シリーズ」は1980年あたりに買ったらしい。面白くて全巻読破と思った記憶があるが、例によって、興味が別のほうに動いたのであろう。4〜5…

今日入手した本

N・タレブ「まぐれ 投資家はなぜ、運を実力と勘違いするのか」 ダイヤモンド社 2008年1月 G・シムノン「証人たち」 河出書房新社 2008年4月

今日入手した本

G・シムノン「ちびの聖者」 河出書房新社 2008年7月 G・P・ウッドハウス「ジーヴスと封建精神」 国書刊行会 2008年9月 中井久夫「臨床瑣談」 みすず書房 2008年8月

朝日新聞(08・9・28)「耕論」『「貯蓄から投資へ」?』

新聞を読むのを読書とはいわないだろうが・・。 最近、池田信夫氏のハイエク論や小幡積氏の資本主義論などを読んできた。市場とは何かとか、資本主義本とは何かという話題である。たまたま今日の朝日朝刊にそれにかかわるような話題が載っていた。「耕論」と…

今日入手した本

吉本隆明「思想のアンソロジー」筑摩書房 2007年1月 新井潤美「自負と偏見のイギリス文化 J・オースティンの世界」 岩波新書 2008年9月