2006-02-01から1ヶ月間の記事一覧
オープンソースとは、ソフトウエアのプログラムソースをネット上で無償公開してしまうことであるが、ここで梅田氏は、自分のもつ情報をネット上で無償で公開してしまうことにまで概念を広げようとしている。オープンということは組織に属さないということで…
ブログが一般化して、今まで言葉を発信してこなかったたくさんの人が発信をはじめた。大部分はゴミかもしれない。しかし、100人に一人面白い人がいれば、分母が大きいだけにインパクトがある。今までメディアで発言していたひとは、「選ばれた人」ではな…
今朝の朝日新聞の読書欄を読んでいたら、ある書店での売り上げトップが本書になっていた。売れているらしい。 さて、ロングテール現象。梅田氏があげるのが書籍の例である。本の売れ方をグラフ表示するとする。右端に最大に売れている本を表示し、左端に全然…
梅田氏がIT器機の継続的な価格低下(チープ革命)とともにもう一つ重視するのが、「オープンソース」である。氏が「スペックもない、製品計画や製品戦略もない、開発工程管理もリリース計画もない」というオープンソースの典型がリナックスなのであるが、…
梅田望夫氏の「ウェブ進化論 − 本当の大変化はこれから始まる」(ちくま新書 2006年2月10日初版)を読んで面白かったので、しばらく、それに関連して思いついたことを書いていくことにしたい。 著者の梅田氏はいわゆるシリコンバレー族の一人であるら…
[医学書院 2005年9月15日初版] 去年とりあげたカワチらの「不平等が健康を損なう」、ウイルキンソンの「寿命を決める社会のオキテ」の延長線上にある本であるが、それよりもさらに広い範囲の話題をあつかっている。著者は臨床家(リハビリテーション…
[青土社 2001年5月15日 初版] U・セーゲルストローレ「社会生物学論争史」(2) セーゲルストレーレが社会学者であり、社会生物学論争の現場に初期からいた人間として社会生物学論争を内側から描いているのに対して、ブラウンはジャーナリストとし…
[宝島社2006年2月4日初版] 医学ミステリである。著者は医者らしい。拡張型心筋症に対するバチスタ手術をあつかっている。なんてわかったように書いているが、バチスタ手術というものについてこの本を読むまでよく知らなかった。恥ずかしい。何でも正式…
[みすず書房 2005年2月初版] S・J・グールド 「パンダの親指 進化論再考」 [早川書房 1986年5月初版] 1975年に刊行されたE・O・ウイルソンの「社会生物学」の原著は700ページ弱の大部の一巻本であったようであるが、日本での翻訳の「社…