2021-04-01から1ヶ月間の記事一覧

 今日入手した本 谷川俊太郎 山田馨 「ぼくはこうやって詩を書いてきた 谷川俊太郎、詩と人生を語る」 (ナナロク社 2010年)

もう10年以上前にでた本だが、まったく知らなかった。偶然、書店でみつけたもの。山田氏は岩波書店の編集者で谷川氏と個人的にも親交のあるひとらしい。 対話で読みやすいこともあるが、面白く、飛ばし読みであるが、かなりをもう読んでしまった。 「二十…

今日 入手した本 若松英輔「霧の彼方 須賀敦子」 集英社 2020年6月

新聞で紹介されていたので購入したのだが、パラパラと見た印象ではわたくしにはどうも苦手な方向の本のようである。明確にカトリック教徒としての須賀氏を論じた本のようで、「霊性」とか「霊と肉の相克」とか「キリスト者」とかとかいった言葉にあふれてい…

今日入手した本 布施英利「養老孟子入門」ちくま新書 2021年3月

著者の布施氏は養老さんのお弟子さんのような方なのだろうと思う。最初氏のことを知った時に、東京芸大出身の人が何で東大解剖学の助手をしているのかなと不思議に思ったのと、変わった髪型の人だなと思ったことを覚えている。 氏は美術という文系から解剖学…

今日入手した本 山本七平「渋沢栄一 近代の創造」祥伝社 2009年7月

最近の大河ドラマの影響か渋沢栄一の本が書店にあふれている。それで思い出して、昔買ったが読まずに積読になっていた鹿島茂さんの「渋沢栄一 Ⅰ 算盤篇」「渋沢栄一 Ⅱ 論語篇」(2011年1月)の大部の二巻本を本棚の奥から引っ張り出してきた。この本が…

荒川洋治「文学は実学である」(みすず書房 2020年10月刊)

荒川さんの本は、「文芸時評という感想」がとても面白かったので、昨年10月に出たこの本も読んでみることにした。 「文芸時評という感想」では、例えば「環境文学の一面」での大江健三郎を評した「結局、家族のことだった のかと思う」とか、「宮沢賢治と…