2004-03-01から1ヶ月間の記事一覧
[中公文庫 1969〜1977年] 思うところあって、「薫ちゃん四部作」を読み返してみた。 まず年代的なことを確認しておく。1959年 「喪失」(福田章二名義) 中央公論新人賞 1969年 「赤頭巾ちゃん気をつけて」 芥川賞 設定69年2月 1969…
[マガジンハウス 2004年3月18日 初版] 養老氏がいままであちこちの本でほのめかしていたルサンチマンを全面展開した本である。これを読むと養老氏がいかに執念深い人であるかがわかる。 まず初めが死ぬのは恐くないという話。エピキュロスの<死をお…
[マガジンハウス 2004年3月18日 初版] 養老氏がいままであちこちの本でほのめかしていたルサンチマンを全面展開した本である。これを読むと養老氏がいかに執念深い人であるかがわかる。 まず初めが死ぬのは恐くないという話。エピキュロスの<死をお…
[新潮社 2004年2月20日初版] バッハ、ハイドン、モツアルト、ベートーベン、シューベルト、ブラームス・・・、クラシック音楽史のビッグ・ネームのほとんどをドイツ人が占めているが、これは後世のドイツ人が捏造した音楽史をわれわれが鵜呑みにして…
[東洋経済新報社 2004年1月23日初版] 「素人の、素人による、素人のための経済学入門」というのが触込みであるが、嘘である。 明確な一つの立場の主張であって、単なる入門書ではない。 数冊にわけて書かなくてはいけない多くの主張が一冊に凝縮され…