2002-12-01から1ヶ月間の記事一覧

村上龍「マクロからミクロへ」

[NHK出版 2002年10月10日初版] たぶんわたくしが村上龍のこういった経済・金融にかんする本を読むのは、わたくしが村上とある意味で立場を共有しているところがあるからなのであろう。つまり、経済の素人がそれでも経済について無知でいると何…

吉本隆明「ひきこもれ ひとりの時間をもつということ」

[大和書房 2002年12月10日初版] 聞き書きによる本。 ひきこもりはいけないという風潮への反対を表明したもの。 社交的なほうがいいのだという現在の価値観は間違っている、「分断されない、ひとまとまりの時間」をもつことがどんな仕事にも必要で…

Roald Dahl 「Matilda 」

[Penguin 1988年初版 ] これもダールの子供向けの本。 親にほとんど無視されているマチルダという天才少女が、図書館の司書のフェルプス夫人、学校の担任のハニー先生などに才能を見出され、とんでもない人間のトランチブル校長とマチルダの両親をやっつけ…

Roald Dahl 「Danny the champion of the world 」

[Penguin 1975年初版] これもダールの子供むけの本。 ダニーは父親と二人で暮らしている。大変いいお父さんなのだが、ただ一つ困った趣味があって、それが密猟なのである。いけすかない金持ちが管理している山の雉を密猟することが趣味なのである。密漁と…

Roald Dahl 「James and the Giant Peach」

[Penguin 1961] 英語の勉強で読んだダールの子供向けの本。ダールのものはこれ以外にも、数冊読んだが、今までのところではこれが一番本格的。 ダールの本が面白いのは、偽善的なところがないところであろうか? 悪いものは悪い一方で、それが死んだらみん…