2014-08-01から1ヶ月間の記事一覧
わたくしは従軍慰安婦の問題については、それについて何かいえるほど勉強しているわけではないので、最近の朝日新聞の訂正の記事自体については特に何かいえるほどの見解はもっていない。ただ、朝日新聞というかマスコミ一般についていえることなのかもしれ…
第2章「日本人というというオリエンタリズム」 「日本人」論というはオリエンタリズムであるという話。 オリエンタリズムとは、欧米の学会における東洋研究(サイードの場合は中東)のことである、と橘氏はする。それは客観的・科学的であると西洋の学者た…
無名の人生 (文春新書)作者: 渡辺京二出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2014/08/20メディア: 単行本この商品を含むブログ (10件) を見る ヴァレリイがなぜ書くのかと問われて「弱さから」と答えたという話がある。渡辺氏がこういう本を出すのも「弱さから」…
お言葉ですが…〈別巻6〉司馬さんの見た中国作者: 高島俊男出版社/メーカー: 連合出版発売日: 2014/06/01メディア: 単行本この商品を含むブログ (6件) を見る 高島氏の本はいろいろと読んでいるが、特に「中国の大盗賊・完全版」が面白かったので、これまた面…
「はじめに」に戻る。 橘氏のいう本書のアイディア:ヒトには共通の本性がある。そうであるなら、「日本人性」とは「私たちから人間の本性を引いたもの」である。「世界価値観調査」というのがある。その2005年の調査で、全82問のなかで、日本が他の国…
ヨーロッパ思想を読み解く ――何が近代科学を生んだか (ちくま新書)作者: 古田博司出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2014/08/15メディア: Kindle版この商品を含むブログ (1件) を見る 偶然、書店で見つけた本。著者は政治思想(特に東アジア方面)の専門家ら…
幻冬舎文庫 2014年8月 2012年に刊行された本の文庫化。 タイトルは日本人を括弧に入れてみるということを意味しているのだそうである。非常に面白いのだけれども、なんだかあまりに話がうますぎるというかクリアカットすぎるという気もする。乱麻を…
機会があって福島第一原発を見学することができた。 昨日、いわき市に泊まり(七夕祭り?とかで大変なにぎわいであった)、朝そこを出て、まず福島第2原子力発電所にいき、そこで説明をきいたあと、第一原発を見学、その後また第2原発に戻り、Jヴィレッジ…
オーギュスト・コント (ちくま学芸文庫)作者: 清水幾太郎出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2014/07/09メディア: 文庫この商品を含むブログ (2件) を見る 「倫理学ノート」を読んで以来、清水氏のことが気になっている。といっても後は「現代思想」くらいし…
遺伝子と文化選択: 「サル」から「人間」への進化作者: 帯刀益夫出版社/メーカー: 新曜社発売日: 2014/01/18メディア: 単行本この商品を含むブログを見る 同じ著者の「われわれはどこから来たのか、われわれは何者か、われわれはどこへ行くのか」が面白かっ…