「第九交響曲」

今日の朝日新聞の朝刊に音楽学者の岡田暁生氏が「「第九」再び抱き合えるか」という文を寄稿している。「いつか「コロナは去った」と世界の誰しもが感じるようになる日。それを祝うコンサートとして、ベートーベンの「第九」ほどふさわしい曲はないだろう。…

いつのまにやら令和2年

自分は昭和の子であると自認しているせいか、平成という年号になじめないなと思っているうちに、いつの間にやら令和2年ということらしい。それで、平成19年などといわれても今から何年前かピンとこなくて、いちいち西暦に換算して確かめる始末である。早…

中村哲氏の訃報に接して

中村哲氏の訃報に接して、本棚から氏の「医者井戸を掘る アフガン旱魃との闘い」を取り出してきた。2001年10月刊行の本で、わたくしが持っているのは2001年12月の第3刷。 この本は2000年6月にアフガニスタンに久しぶりに戻った中村氏が赤…

本日の朝日新聞朝刊の記事

今朝の朝日新聞朝刊の「日曜に想う」という欄に編集委員の大野博人という方が「壁崩壊30年 マルクス未完の問い」という記事を書いている。そこでは、ベルリンにありマルクス・エンゲルス全集(MEGA)を刊行中の財団が紹介されている。このMEGAは1…

ベルリンの壁

ベルリンの壁が崩壊してから30年になるらしい。 わたくしが今72歳だから、42歳の時のことだったわけである。 ひとの物心がつくというのが何歳くらいであるのかわからないが、少しものを考えることをするようになるのが小学校上級か中学初年あたりであ…

固定ド 移動ド

片山杜秀さんの「革命と戦争のクラシック音楽史」を読んでいたら、ベートーベンのピアノソナタ「悲愴」を論じている部分で以下のような記述があった。「とりあえず、第一楽章冒頭の一小節目を見てみましょう。出だしから強烈かつ単純の極みです。ハ短調の主…

週刊文春の橘玲さんの論

「週刊文春」の最新号での連載「臆病者のための楽しい人生100年計画」の「ロマンス小説の読者が‟欲情”する男性像」で、橘玲氏が、「女には男とは別のポルノがある」という説を紹介している。ハーレクイン・ロマンスなどのロマンス小説がそれにあたるとい…

加藤典洋さん

加藤典洋さんが亡くなったらしい。先日の橋本治さんのときもそうだったが、新聞をとっていないので、訃報記事などを目にすることもなく、書店で偶然、本のカバーに「追悼〇〇さん」などという帯が巻かれているの見て、それを知ることになることが続いている。…

自分にとっての昭和と平成

わたくしは昭和22年生まれであるので、昭和が終わった時には42歳、平成が今年に31年で終わるとそれから30年ちょっとということになる。物心ついてから自分が自身で経験した昭和は36~37年間となるので、ほぼ平成と変わらない年月ということにな…

はてなダイアリーから移行

はてなダイアリーがそろそろおしまいになるということで、はてなブログに移行しました。 まだ勝手がわからず、これからしばらくは、いろいろと修正をしていくことになると思います。 広告がでない設定にしたはずなのにでてくる。なぜかな?

全共闘運動と『ジャン=ジャック・ルソー問題』

亀山郁夫氏と沼野允義氏の「ロシア革命100年の謎」を論じていたときに、鹿島茂氏の「ドーダの近代史」(単行本)(「ドーダの人、西郷隆盛」(その文庫化))を思い出した。というか本当は逆で、最近文庫化された「ドーダの人、西郷隆盛」を読んでいたら…

公と私

養老孟司さんの近刊「半分生きて、半分死んでいる」を読んでいて、「国だけを公とする考えを右翼といい、個と公をごっちゃにするのを左翼という」という文が目についた。 前半はわかりやすい。公と対立するものは私であろうが、右翼は私のために生きる方向を…

根性

最近、ちくま文庫で刊行された「吉行淳之介ベスト・エッセイ」に「「根性」この戦後版ヤマトダマシイ」という文があった。文庫にはいつ書かれたものであるかが記載されていないが、「オリンピック前後」とか「女子バレーボールの大松監督」などとあるから、…

石牟礼道子さん

石牟礼道子さんが亡くなったらしい。 多くの方がそうなのではないかと思うが、わたくしも石牟礼氏の名前を初めて知ったのは「苦海浄土」の作者としてである。「苦海浄土」は水俣病被害を告発する反=公害の文学というような触れ込みであったから、わたくしが…

明治150年

明治維新が1868年なので、今年は明治150年ということになるらしい。 去年がロシア革命100年だったわけで、この1〜2年いろいろと節目の年ということになるのかもしれない。 明治維新というのは、日本が自己の規範を中国から欧州へと切り替えた年 …

2017年

何かを読んでいて、今年がロシア革命から100なのだという指摘があって、はじめてそのことにきがついた。それほどそのことに触れる言論がすくなかったということなのであろう。 わたくしは1947年生まれであるからロシア革命から30年で生まれているわ…

今日入手した本 勢古浩爾「さらなる定年後のリアル」

文庫 さらなる定年後のリアル (草思社文庫)作者: 勢古浩爾出版社/メーカー: 草思社発売日: 2015/12/02メディア: 文庫この商品を含むブログ (1件) を見る 勢古氏の本はときどき読んでいる。ごく普通のどうということのない生をおくっているが、たまたま本を出…

今日入手した本 松岡正剛「国家と「私」の行方」

18歳から考える国家と「私」の行方 〈東巻〉: セイゴオ先生が語る歴史的現在作者: 松岡正剛出版社/メーカー: 春秋社発売日: 2015/12/21メディア: 単行本(ソフトカバー)この商品を含むブログ (2件) を見る18歳から考える国家と「私」の行方 〈西巻〉: セイ…

今日入手した本 池澤夏樹「詩のなぐさめ」

詩のなぐさめ作者: 池澤夏樹出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2015/11/26メディア: 単行本この商品を含むブログ (5件) を見る 池澤さんという方はよくわからない方で、小説家ということになるのであろうと思うが「マシアス・ギリの失脚」以外には特にこれと…

今日入手した本

上野千鶴子「おひとりさまの最期」おひとりさまの最期作者: 上野千鶴子出版社/メーカー: 朝日新聞出版発売日: 2015/11/06メディア: 単行本この商品を含むブログ (6件) を見る 前に上野氏の「おひとりさまの老後」を読んだときに、よく覚えていないけれども「…

今日入手した本 岸本佐知子ら 「『罪と罰』を読まない」

『罪と罰』を読まない作者: 岸本佐知子,三浦しをん,吉田篤弘,吉田浩美出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2015/12/12メディア: 単行本この商品を含むブログ (18件) を見る 実は、今日入手してもう読み終わってしまったのだが、何とも奇妙な本で、岸本佐知子氏…

今日入手した本

片山杜秀「見果てぬ日本」見果てぬ日本: 司馬遼太郎・小津安二郎・小松左京の挑戦作者: 片山杜秀出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2015/11/27メディア: 単行本この商品を含むブログ (4件) を見る 片山さんの本なら面白いだろうというので買って来たというだけ…

今日入手した本

W&J・マクニール「世界史」1 D・クリスチャン「ビッグヒストリー入門」世界史 I ── 人類の結びつきと相互作用の歴史作者: ウィリアム・H.マクニール,ジョン・R.マクニール,福岡洋一出版社/メーカー: 楽工社発売日: 2015/10/02メディア: 単行本この商品…

今日入手した本

橋本治「性のタブーのない日本」性のタブーのない日本 (集英社新書)作者: 橋本治出版社/メーカー: 集英社発売日: 2015/11/17メディア: 新書この商品を含むブログ (6件) を見る 本当は明治期以降の性のタブーの問題を語ってほしかったような気がするが、もっ…

今日入手した本

森本あんり「反知性主義」反知性主義: アメリカが生んだ「熱病」の正体 (新潮選書)作者: 森本あんり出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2015/02/20メディア: 単行本この商品を含むブログ (35件) を見る 前に小田嶋隆さんの「超・反知性主義入門」を読んだときに…

今日入手した本

橋本治「義太夫を聴こう」義太夫を聴こう作者: 橋本治出版社/メーカー: 河出書房新社発売日: 2015/10/19メディア: 単行本この商品を含むブログ (3件) を見る おそらく「浄瑠璃を読もう」の姉妹編ということになるのだろう。わたくしは歌舞伎を観ず(生まれて…

今日入手した本

里見清一「医師の一分」「医者と患者のコミュニケーション論」医師の一分 (新潮新書)作者: 里見清一出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2014/12/17メディア: 新書この商品を含むブログ (2件) を見る医者と患者のコミュニケーション論 (新潮新書)作者: 里見清一…

今日入手した本

池田清彦「心は少年、体は老人。」心は少年、体は老人。作者: 池田清彦出版社/メーカー: 大和書房発売日: 2015/10/21メディア: 単行本(ソフトカバー)この商品を含むブログ (1件) を見る 書店で偶然に見つけた。池田氏は自称リバタリアンである。「日本で最…

今日入手した本

R・パワーズ「オルフェオ」オルフェオ作者: リチャードパワーズ,Richard Powers,木原善彦出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2015/07/31メディア: 単行本この商品を含むブログ (20件) を見る これも日曜の朝日新聞の読書欄で紹介されていた本。もう届いた。早…

今日入手した本

R・ブートル「欧州解体」欧州解体―ドイツ一極支配の恐怖作者: ロジャーブートル出版社/メーカー: 東洋経済新報社発売日: 2016/07/01メディア: Kindle版この商品を含むブログ (2件) を見る イギリスの経済学者が書いたEU批判の書らしい。 今朝の朝日新聞で…