いわゆるジャニーズ問題についての門外漢の見解

 わたくしはポピュラーミュージックの分野にはまったくの門外漢であるので、以下にかくことはほとんどが見当違いであろうと思う。
   
 わたくしはジャニー老が発掘したといわれる男性タレント(女性はいない?)は主として若い女性にアッピールすることによって売れたのではないかと思う。つまりジャニー老は若い女性にどういうタレントが売れるかということを見抜くことにおいて天才的な?才能を持っていたのではないかということである。
   
 そしてその見抜く目というのが、たまたまジャニー老人の特殊な性癖である“少年愛”と合致したということなのではないだろうか?
   
 いくらジャニー老に愛されてデビューしても、主たるターゲットである若い女性が「なあに今度デビューした子? 鈍くさい!」などと評されるようではおしまいである。
   
 わたくしの偏見かもしれないが、少女たちはジャニーズ・タレントの歌や踊りが上手いから贔屓にするのではなく、そのタレントのルックス故にファンになるひとも多いのではないかと思う。(もちろん歌や踊りが上手ければ、それに越したことはないのだろうが・・)
   
 この問題が長年に渡り看過されてきたのは、ジャニー老以上に少女の好みを敏感に感じ取れる人材が業界にいなかったということも、案外と大きいのではないだろうか?
   
 ジャニーズ事務所が業界の巨大権力であったということがもちろん大きかったことは間違いないのだろうが、その売れるタレントの選択眼が抜群であったということもまた大きかったのではないだろうか?
   
 わたくしは今度の報道をきいて《衆道》などという言葉をおもいだす時流から完全に外れた人間なのだが、どうも報道が極端から極端にふれるように見えるのが気になる。しかもその人が亡くなった後において。
   
 ジャニーズのタレントのファンのなかには自分が贔屓にする歌手を世に出してくれたジャニー老に多大な感謝を捧げているひともいないではないように思うのだが、そんなことはないのだろうか?
   
 以上、暴論であろうが・・・。