2007-02-01から1ヶ月間の記事一覧
I・ハッキング「何が社会的に構成されるのか」 岩波書店 2006年12月
講談社現代新書 2001年11月 東氏の名前は「存在論的、郵便的」が一部で評判になったときから知っていたが、浅田彰氏や柄谷行人氏の後継の書き手がでてきたのだなと思っただけで、読むことはしなかった。一つには東氏の本がデリダの思想をどうこうして…
講談社 2006年12月 本田氏はニーチェを専攻した人で、わたくしの何十倍も(何百倍かな?)哲学についての知識をもつ方である。一方、氏はオタクでもあるということで、本書はオタクという観点から見た哲学史というユニークなものである。 それで、喪男…
東浩紀 北田暁大「東京から考える」 NHKブックス 2007年1月 P・R・レイリー「病気を起こす遺伝子」 東京化学同人 2007年2月 H・アレント「責任と判断」 筑摩書房2007年2月
東浩紀「動物化するポストモダン」 講談社現代新書 2001年11月
中川右介「カラヤンとフルトヴェングラー」幻冬舎新書 2007年1月 岡田温司「マグダラのマリア」 中公新書 2005年1月 岡田温司「処女懐胎」 中公新書 2007年1月 鈴木直「輸入学問の功罪」 ちくま新書 2007年1月 諏訪哲二「なぜ勉強させる…
本田透「喪男【モダン】の哲学史」 講談社 2006年12月 M・ヴィノック「知識人の時代 バレス/ジッド/サルトル」 紀伊国屋書店 2007年2月
本章は、「医療崩壊」のサブタイトルともなっている。現在、日本でおきつつある医療崩壊の一つの原因を指摘したものとして、いろいろな方面からの注目を集めている。わたくしがこの本のことを知ったのも、そういう流れの中においてである。 ここで小松氏が主…
佐藤学 「「学び」から逃走する子どもたち」岩波ブックレット No.524 2000年12月 佐藤学 「学力を問い直す」岩波ブックレット No.548 2001年10月 苅谷剛彦ら 「「学力低下」の実態」岩波ブックレット No.578 2002年10月…
続きである。 なんだか訳がわからなくなってきたので整理する。小松氏の「医療崩壊」を読んでいろいろ感想などを書いている間に、たまたま高橋氏の「ニッポンの小説」を読んだ。「ニッポンの小説」はその題名の通り、ニッポンの小説につき論じているのである…
内田樹「下流社会 学ばない子どもたち 働かない若者たち」講談社 2007年1月 内田樹「狼少年のパラドックス ウチダ式教育再生論」朝日新聞社 2007年2月 松岡正剛「17歳のための世界と日本の見方 セイゴオ先生の人間文化講義」 春秋社 2006年…
高橋源一郎氏の「ニッポンの小説」(文藝春秋 2007年1月)を読んで、これは医療問題を論じたものではないかと思った。もちろん、高橋氏が医療問題を論じる気がないことは120%間違いない。これはその題名の通り、「ニッポンの小説」を論じたものであ…