高校野球で慶応が優勝したため、最近、慶応の塾歌を聴く機会が多い。「おお風に鳴る我が旗は・・・」
信時潔作曲の大変よい曲だと思うのだが、この曲を聴くとなぜか、わたくしは同じ信時作の「海ゆかば」を思い出してしまう。「海ゆかば水漬く屍、大君の辺にこそ死なめ・・」
曲想も似ているような気がする。同じ作曲者なのだから当然といえば当然なのだろうが、それで戦争を想起するためだろうか? 慶応の歌というと「若き血」のほうが人口に膾炙しているように思う。
しかし、まさかこれを「塾歌」とするわけにもいかないだろう。慶応には水泳部もボート部もあるし、そもそも大学は学問をするところであるのだから。