2014-04-13から1日間の記事一覧

 ソーントン不破直子「戸籍の謎と丸谷才一」 第4章 徴兵制のあった国 第5章 「笹まくら」 第6章 「裏声で歌へ君が代」の裏にあるもの

本書のタイトルに「戸籍」があるのは、戸籍のもつ二つの側面(徴発と課税のためという国家からみた側面と、個人にセルフ・アイデンティティをあたえるという私的側面)を本書は考えようとしているからである。不破氏によれば、戸籍制度は東アジアの中華文化…