オリンピックへの暴論(2) 勝って来るぞと勇ましく

 高校野球などで、出場校の地元の公民館などで地元のひとが集まって旗などを振っているのをテレビで見ることがあるが、死ぬほど不愉快である。これは現在批判の的になっている同調圧力そのものである。

勝ってくるぞと勇ましく
ちかって故郷を 出たからは
手柄たてずに 死なりょうか

 今のオリンピックのテレビでの放映をみて、この軍歌を思い出す。別に“死なりょうか”ではないにしても、とにかく悲愴かつ、お涙頂戴。それをもう朝から晩までやっている。

 日本は根本のところで、昭和16年以前と変わっていない。

貴様と俺とは 同期の桜
同じ兵学校の 庭に咲く
咲いた花なら 散るのは覚悟
みごと散りましょ 国のため

 これも日本の会社社会にまだ脈々と受け継がれているのではないだろうか?