一億白痴化

テレビが日本に普及し始めた1957年、これを『一億白痴化運動』と評したのは大宅壮一である。

「テレビに至っては、紙芝居同様、否、紙芝居以下の白痴番組が毎日ずらりと列んでいる。ラジオ、テレビという最も進歩したマスコミ機関によって、『一億白痴化運動』が展開されていると言って好い。」
— 『週刊東京』1957年2月2日号「言いたい放題」

 「日本中がテレビを囲んで 放心している。」(飯島耕一詩集「バルセロナ」 1976 思潮社

 テレビは一日中オリンピックばかりである。

日本中がテレビを囲んで 放心しているのだろうか? それとも、刺青の品評会でもしているのだろうか?