J. Stinbeck 「The Pearl 」

   Puffin Book 1947 初版


 英語の勉強。メキシコの極貧の漁夫が素晴らしい真珠を採ったことから生じる悲劇。ということになると、どこかに神話的・象徴的な感じが必要に思うが、最初の部分こそそういう雰囲気があるものの、あとはリアリズムに傾いてしまう。筋は読者の予想をほとんど裏切らない。ということでスタインベックがなぜこの話を書いたのかよくわからない。パフィンに収載されているからはじめから子どもむけの作品なのだろうか?