2020-08-01から1ヶ月間の記事一覧

ラジオ

自分の記憶を遡ってみると、一番古い記憶というのはラジオのドラマ、それもその主題歌であるように思う。それが「鐘の鳴る丘」であるような気がするのだが、これは昭和22年から25年に放送されたようであるから、昭和22年生まれのわたくしがいくら何で…

テレビ

日本にテレビが普及したのはいわゆるミッチー・ブームの時だから、わたくしが小学校高学年のときで、我が家にテレビが来たのも、小学校6年の時だったと記憶している。大宅壮一が一億総白痴化といったのも、その頃だったかもしれないが、もちろんそんなこと…

山崎正和氏

山崎正和氏が亡くなられたらしい。 多くのかたがそうではないかと思うが、わたくしも最初に読んだ山崎氏の本は氏の出世作の「世阿弥」であった。何だか変に近代的な世阿弥の像だなあというような感想を持った記憶があるが、特に感銘は受けなかった。この本は…

8月15日

毎年8月15日は「終戦記念日」として、各地で行われる様々な式典が報道されている(今年はウイルス感染拡大防止のため大分、規模が相当縮小されたらしいが)。しかし、「終戦記念日」というのはまことに奇妙な呼称であって、それだけみれば、単に戦争が終…

Yiğidim Aslanım

実は、このタイトルをどう読むのか知らない。You tube でピアニストのファジル・サイを見ていて、偶然いきあたった曲のタイトルである。最初は作曲家でもあるサイ氏が作曲した曲なのかとも思ったのだが、オーケストラは全員休んでいて、サイさん一人のピアノ…

「第九交響曲」

今日の朝日新聞の朝刊に音楽学者の岡田暁生氏が「「第九」再び抱き合えるか」という文を寄稿している。「いつか「コロナは去った」と世界の誰しもが感じるようになる日。それを祝うコンサートとして、ベートーベンの「第九」ほどふさわしい曲はないだろう。…