今日入手した本

 

日ざかり (1952年)

日ざかり (1952年)

 
 ふふふ。ついに手にいれた。イギリスの作家ボウエンの小説を吉田健一が翻訳したものである。あまり印刷されずあるいはほとんど売れなかったのか、幻の翻訳とされていて、古書店にでまわると法外な値がつく本ということで有名であった。たまたまネットで古書店の検索をしていたら出ていたので、目の玉が飛び出たが買ってしまった。
 この小説とボウエンについては、吉田健一の未収録エッセイ集である「ロンドンの味」(講談社文芸文庫)に3篇のエッセイが収められている。その真ん中のものは本書の後書き。最初のやや長いエッセイを読んで、この小説をどうしても読んでみたくなった。
 
ロンドンの味 吉田健一未収録エッセイ (講談社文芸文庫)

ロンドンの味 吉田健一未収録エッセイ (講談社文芸文庫)