今日入手した本

若者よ、マルクスを読もう (20歳代の模索と情熱)

若者よ、マルクスを読もう (20歳代の模索と情熱)

 
 高校生むけに書かれたマルクスの案内書なのだそうである。
 そういう本を60歳を過ぎたオジサンが読んでいるのは困ったものであるが、「17歳のための超絶社会主義読本」と副題された橋本治「貧乏は正しい!」などという本を50歳過ぎてから読む人間なのだから、仕方がないのである。
 マルクスの本は中学1年のときに(「風と共に去りぬ」と一緒に(爆))「共産党宣言」や「空想から科学へ」などを読んだあとは、まったく読んでいない。それで別に困ったとも思っていないが、内田氏の本ということで買ってきた。
 共著者の石川さんというひとは内田さんが勤める大学に勤務するマルクス経済学者らしい。その石川氏がわりあい真面目にマルクスの本について要約して紹介すると、それに対してまるで違う角度から茶々をいれる(というのでのないかもしれないが、何かメタの視線で、それはそれとしてここで一番大事なことはということで論点を変えてしまう行き方)という構成の本らしい(まだ60ページほどしか読んでいないので違うかもしれないが・・)。