
プルーストの記憶、セザンヌの眼―脳科学を先取りした芸術家たち
- 作者: ジョナレーラー,Jonah Lehrer,鈴木晶
- 出版社/メーカー: 白揚社
- 発売日: 2010/06/01
- メディア: 単行本
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さまざまな芸術家は現代の脳科学の知見を先取りしたいたというような話らしい。
まだ最初のホイットマンのところしか読んでいないが、身体と魂は一体であるというその主張が現代の脳科学で確認されだしているという話で、でてくるだろうなと思ったら案の定ダマシオがでてきた。次に幻肢の話がでてきたので、今度はラマチャンドランかなと思ったがそれはでてこなかった。
要するに、科学はデカルトの線できて、最近になってようなくその誤りが科学でも明らかになってきているという方向らしい。大分前のニューエイジサイエンスの本をちょっと思い出した。現代物理学の知見は古代中国の叡智がすでに予言していたという方向である。
こういう話が繰り返し西欧からでてくるのも、その病根の深さを示しているのかもしれない。