今日入手した本

安永浩セレクション

安永浩セレクション

 
 北中淳子氏の「うつの医療人類学」を読んで、内因性と反応性のメンタル不調の違いというようなことを少し考えていて、書店の精神医学関係の書棚をみていて、たまたまみつけたもの。最近の刊行らしい。安永氏は2011年に亡くなった精神科医。今までその書いたものを読んだことはなかった。
 今回店頭でパラパラとみていて、中井久夫氏がテンションの高い推薦文を書いているのと、三島由紀夫論がふくまれているのを見て買ってきた。
 まだ三島論を読んだだけだが、今ひとつピンとこない。分裂気質という観点からの論なのかもしれない。むしろ「中心気質」という概念を論じた気質論のほうが面白いのかもしれない。