今日入手した本 E・ウォー「スクープ」

 先週の朝日新聞の読書欄で紹介されていた。「大転落」「卑しい肉体」「黒いいたづら」「一握の塵」に続く長編で、その後が「ブライズヘッドふたたび」、さらに「名誉の剣」三部作となるらしい。「名誉の剣」の翻訳はまだされていないようだが、それ以外の長編はこれで一応、訳がそろったことになるのだと思う。「名誉の剣」の翻訳も誰かしてくれないだろうか? 本書は欧米では評価が高く、「古今の名作小説100」とか「絶対必読の小説100」とかの中にもはいっているらしい。
 ウォーは「タイムズ」の特派員としてアビシニア(エチオピア)に派遣されたり、「デイリー・メール」の戦時特派員としてもアビシニアに渡ったりしていて、その経験を下敷きにした小説らしい。