コロナ・ワクチンの接種

医療者の特権で2週間前に第一回の接種を受け、来週に二回目を受ける予定である。
 少なくとも、第一回目ではほとんど副作用はでなかった。(接種の翌日に接種部の軽い痛みがあった程度。)

 接種の前に予診票にいろいろ書かねばならないところがあるのだが、自宅にクーポン券が届く前に第一回目を受けたので、予診票の右上にあるクーポン貼付の欄は無視したし、「現在、何らかの病気にかかって、治療「(投薬など)を受けていますか。」もまた無視した。そして、その下にある「その病気を診てもらっている医師に今日の予防接種を受けてよいと言われましたか。」も無視したのだが、連休が明けた今日、やたらと患者さんからの「わたしは受けてもいいでしょうか?」という電話が(あるいは今日外来受診した患者さんからは直接聞かれた)がかかってきていささか閉口した。連休明けというのはただでさえ外来患者が多いのに、コロナ・ワクチンが高齢者に少しずつ接種の具体的予定が決まってきたことも関係しているのだろうと思う。
 これからワクチン接種が軌道に乗ってくると、「わたくしは受けて大丈夫でしょうか?」という問い合わせの電話がどんどんと増えてくるだろうと思う。
 接種の場所には医師がいて問診などを担当しているはずであるが、その場合、主治医が打っても受けても大丈夫といった患者さんが問診担当の医師から受けないほうがいいと言われたとか、その逆のケースも時々でてくるであろうと思う。
 その場合、どちらの見解を優先するとかのルールが決まっているのだろうか?
 今、外来をやっていて、もともと通院しているもとの病気の診療より、「先生、わたくしはワクチン打っても大丈夫ですか?」という質問への対応に多くの時間をとられることが多い。
 とにかく、大きな枠組みとか、こういう場合にはこう対応するというフロー・チャートのようなものがまったく見えない。
 すべて現場で判断して下さい、という丸投げでは、接種が軌道に乗ってくると、様々なところで予期しない問題が次々とでてくるのではないかと心配である。