2008-04-01から1ヶ月間の記事一覧

養老孟司「宗教の現代」

万物流転24 「考える人 2008年春号」 新潮社 養老氏が「考える人」に連載している「万物流転」の今季号の論考。 宗教に対する現代人の感覚をよく示すものとして、わたくしの知らない「サン・ジャックへの道」という映画を紹介して、以下のように述べる…

今日入手した本

E・ボウエン「エヴァ・トラウト」 国書刊行会 2008年2月

養老孟司「小説を読みながら考えた」

双葉社 2007年4月 最近、まとまって本を読む時間がなかなかとれないので、昔、買った本をぱらぱらとみているうちに、この養老氏の本で「小林秀雄『本居宣長』」という語が目に入った。言及している本のタイトルがゴシック体で印刷強調されているからで…

今日入手した本

横石知二「そうだ、葉っぱを売ろう!」ソフトバンク クリエイティブ 2007年9月 佐野洋子「シズコさん」新潮社 2008年4月 R=マニュエル「音楽のたのしみ 1&2」白水Uブックス 2008年1月&2月 P・G・ウッドハウス「エッグ氏、ビーン氏…

 田中秀臣「不謹慎な経済学」

講談社 2008年2月 先週の金曜日に大学で、わたくしの出身の大学病院とそれと関連する病院の相互連携についての懇談会があった。そこででる話はおおむね悲観的なものが多く、現在の「病院崩壊」といわれる事態はもう10年ほどは続き、日本の医療がもう…

片山杜秀「音盤考現学」

アルテス 2008年2月 著者の片山氏は専攻が政治学で、思想史方面の著書もあり、音楽が専門というわけのひとでは必ずしもないらしい。以前に読んだ矢野暢氏の「20世紀の音楽」(音楽の友社 1985年)もそうだったが、わたくしには音楽評論家と称する…

今日入手した本

武藤康史「文学鶴亀」 国書刊行会 2008年2月

L・ストレイチー「てのひらの肖像画」

みすず書房 1999年 最近、ステレイチーの「ヴィクトリア朝偉人伝」が、中野康司氏の訳で上梓されたのを読み大変面白かったが、その本の後の方にあるみすず書房の書籍の宣伝の中に、この「てのひらの肖像画」が同じく中野氏の訳としてでていた。もう10…