
病を癒す希望の力: 医療現場で見えてきた「希望」の驚くべき治癒力
- 作者: ジェローム・グループマン,菅靖彦,田中淳一
- 出版社/メーカー: 草思社
- 発売日: 2012/08/24
- メディア: 単行本
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ちょっとびっくりしたのが、著者があるひとから「希望の生物学を探究したいなら、プラシーボ効果について学ぶべきである」といわれ、プラシーボとはだましのようなものだと思い込んでいたので、びっくりしたと書いていたことである。患者のこころのあり方が治療効果にどう影響するかということを検討するのであれば、まずその取っ掛かりはプラセーボ効果というのは臨床に従事するものであれば誰でも考える基本中の基本ではないかと思うのだが、そうではないのだろうか? そもそもプラセーボ効果をだましのようなものと思っていて、日々の臨床ができるものなのだろうか?