今日入手した本

知の逆転 (NHK出版新書)

知の逆転 (NHK出版新書)

 吉成真由美というサイエンス・ライターが世界の第一線の研究者にインタビューしたもの。ダイアモンド、チョムスキー、サックス、ワトソンは知っているが、ミンスキーとレイトンというひとははじめてきく名前だった。
 まだ斜め読みだけれども、面白そう。チョムスキーは日本から見ていると「進歩的文化人」だけれども、雰囲気が全然違う。「自分がいい人か?」という日本でしばしばみられるいやらしさがない。
 ワトソンは「二重らせん」を読んだときから、なんだか教養ないひとという印象なのだが、ここでもえげつない。「中華料理が不味く、イスラエル料理も不味く、マクドナルドが好き」とか、「ダーウィンが与えた最大の影響は、「ダーウィンが入って、神が出ていった」ということです。実にシンプルです。神が必要なくなった。」とか。
 編者の吉成氏の「まえがき」には違和感。本編の内容と合わない。「失われしロマンを求めて」とかいうのは違うと思う。