今日入手した本 谷川俊太郎編「辻征夫詩集」
- 作者: 辻征夫,谷川俊太郎
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 2015/02/18
- メディア: 文庫
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わたくしには辻氏は「昼の月」とか「ラブホテルの構造」とか「春の海」などの詩の作者というイメージであったので(われわれにも 若くて どうしようもなく/ おっちょこちょいの時代はあり// それはつい先日まで続いた感じだが/ ようやく落着いた ― と思ったらさにあらず// 疲れただけだったんだ・・)、「俳諧辻詩集」とか「萌えいづる若葉に対峙して」に収められた詩はそれまでのものとは確かに印象が少し異なるように感じた。病のせいなのだろうか? 巻末に自筆年譜というのがあり、55歳で右眼網膜剥離、59歳で脊髄小脳変性症と診断とあり、最後に2000年1月14日、喀出障害により死去とある。喀出障害って何なのだろう? 自筆年譜に自分で死去と書く? 前年の12月までは旅行にいったりしているのだが・・。